1. American Idiot
2. Jesus of Subrbia
3. Holiday
4. Boulevard of Broken Dreams
5. Are We the Waiting
6. ST.Jimmy
7. Give Me Novacaine
8. She's a Rebel
9. Extraordinary Girl
10. Letterbomb
11. Wake Me up When September Ends
12. Homecoming
13. Whatsername
グリーン・デイ快心の一作!!

10年前「Dookie」でデビューし一躍人気者になった彼ら。当初はバカ能天気なパンクロックを演っていた彼らですが徐々に成長を遂げ、本作は多分にメッセージ性のある内容の濃いものとなっています。メロディに関しても今までの作品の中で一番で、スピード感のあるナンバーはもちろん素晴らしいですが、バラードに関してもこれまでの作品にない切ないナンバーが収録されています。

グリーン・デイというとメロコアの雄であり、疾走感のあるナンバーをつい想像しがちですが(僕は)、本作の収録曲はバランスの取れた歌モノ的な感じが強く、これまでのようにギターがザクザク(ガジャガジャ)いう曲というよりもメロディを重視した曲が多い印象です。

タイトルからもわかる通りメッセージ性も強いアルバムで、この10年で彼らもずいぶん成長を遂げたなあと感慨もひとしおです。デビューしたばっかの頃の能天気さとは随分違った印象を受けます。タイトルトラックの"American Idiot"なんて、PVも黒ファッション&タンクトップでパンクらしいし、これがオープニングナンバーってのはいいセンス。

元々僕はあまりグリーン・デイが好きではなく、どちらかというとオフスプリングのほうが好きで、その理由が「グリーン・デイのサウンドは頭が悪そう」だと思ってたから。なんというかすごく能天気にメロコアを演ってるバンド、みたいな印象をずっと持ってた(何故なら英語の歌詞で何言ってるかわからんのでただメロディを聴いてただけだったため)。しかしこのアルバムを聴いて印象が180度転換。彼らだってこんなにメッセージ色豊かなアルバムを作ることができるし、こんなにバラエティに富んだ音作りができる!パンクのアティテュードと(ポップ)ロックの要素が上手くまとめられた、10年選手のグリーン・デイが示したミレニアム・アメリカン・パンクの指標です。

個人的な印象としては、普遍的なPOP要素=80年代テイストを取り込んだ方がどんなバンドでも必ず売れるし評価もガラッと良くなるような気がするけど、彼らも同様の手法で評価を高めたなーという感があります。「普遍的な良い音楽性」が増すほど良いものが出来るのはある意味必然そして自然。(※評価というのはリスナーのであって評論家のではない)

そして今ではこのアルバムはすっかり愛聴盤で、メロコア界に輝く金字塔と言っても過言ではないと思うほど。元々人気バンドだった彼らがマンネリを払拭し格を一段上げた快心作です。
彼らの最高傑作と呼ぶに相応しい本作は、パンクファン以外も絶対聴くべき2000年代のマスターピースの1枚!