1. Nothin' You can do about it
2. Satisfied
3. Angelia
4. Too Late to Say Goodbye
5. Right Here Waiting
6. Heart on the Line
7. Real World
8. If You don't Want My Love
9. That was Lulu
10. Wait for the Sunrise
11. Children of the Night
リチャード・マークスは80年代中期にデビューし、1stアルバムからヒット曲を量産し一躍スターダムに登りました。AOR風味のギターオリエンテッドなロックですが、イーグルスのバックアップを受けてデビューしたこともありウェストコースト風の爽やかさが漂っています。そのせいか1stの"Should've Known Better"は、ドン・ヘンリーの"Boys of Summer"によく似ています。

このアルバムは2ndですが発売直後から爆発的に売れ、時代は彼のものになったかのような感がありました。僕が中学生の時でしたが、すぐに買いよく聴いていました。本作はヒット曲を連発し、特にピアノをフィーチャーした美しいバラードの"Right Here Waiting"は一時どこでも流れていたので知っている人も多いと思います。「80年代名バラード集」みたいなコンピレーションCDには大抵入っているはずです。

アップテンポの曲もバラードも名曲揃いで、ソングライターとしてのリチャード・マークスの才能を窺い知ることができます。割とギターを前面に押し出したAORロックで、同系統のシンガーの中では比較的ハードな曲を演っていたという印象があります。

僕の印象としては、彼は基本的にロックンローラーでありアップテンポの曲に真骨頂があると思います。しかしバラードが非常に素晴らしくまた売れたため、世間ではバラードシンガーという見方を一部でされてしまったようです。そのため3rdの帯には「バラードシンガーの~」とか書かれていたのを覚えています。そういう誤解を受けたため、3rdから売れなくなってしまいました。

長いこと姿を見かけませんが、現在はソングライターとして他のミュージシャンに楽曲を提供したりしているそうです。まだ若いでしょうから、いずれ復活してくれればいいなあと思っている一人です。