1970年代にフィル・モグが中心となり結成されたブリティッシュ・ハードロックバンドのUFOが1978年にリリースしたライヴ盤。当時のギタリストは日本で根強い人気を誇るマイケル・シェンカーでした。
ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンなどに比べもっとギターのリフ中心でメロディ的にも80年代に通じるところのあるサウンドは今聴いてもそれほど古さを感じさせず、70年代のハードロックの中でも非常に普遍的な良さを(個人的には)感じます。このアルバムは彼らが全米アルバムチャートでもTOP20入りし一番勢いのあった時期にリリースされたもので、絶頂期の彼らの熱い演奏が伝わってきます。MCから察するにシカゴで行われたコンサートを収録したもののようです。
マイケルのギターはスタジオ録音をそのまま再現したかのようなプレイで、ライヴ特有のプレイやギターソロなどは入っていません。けれどそれは何故かというと、実際にこのライヴでギターを担当していたのがポール・チャップマンつまり別ギタリストであり、そこに上からマイケルのギターを被せたからです。問題児マイケルならではのオーバーダビングです。
しかし代表曲を網羅した選曲はベスト盤としては充分だと言えます。僕の個人的なお気に入りは"Only You can Rock Me"、"Shoot Shoot"、"Too Hot to Handle"です。リフといいメロディといい、80年代のアメリカのバンドが演っていたらヒットしたこと間違い無し!楽曲的なクオリティの高さは70年代中随一と言えるでしょう。
最後のMCで「Thank You! God Bless, Good Night!」と締め括るフィルの声まで収録された屈指の名ライヴ盤で、ブリティッシュ・ハードロック必聴盤の一枚です。


