マイクロソフト製のフライトシムです。前作(CFS1)は非常にショボい出来でしたが、反省したのか本作は非常に遊べるソフトとなっています。搭乗可能な機体は、A6M2・A6M5の零戦と、紫電改・F6Fヘルキャット・F4Fワイルドキャット・F4Uコルセア・P-38ライトニングの7機種です。また自分で機体を追加することによりいろいろな機体に乗ることができます。地形データも追加可能です。インターネット上に様々な追加データが公開されていますので、それらをダウンロードして追加していけば好きな機体で好きな機体と好きな場所で戦うことができます。
ゲームモードは、キャンペーン・シングルミッション・クイックコンバット・フリーフライトがあります。またミッションエディタが付属し、自分でミッションを作成することもできます。アドオンのミッションもたくさん公開されています。キャンペーンでは日本軍かアメリカ軍のどちらかのパイロットとなり戦歴をこなしていきます。これはいわゆるダイナミックキャンペーンでミッションの結果次第で分岐していくものです。
グラフィックは綺麗です。デフォルトの機体はバーチャルコクピットで操縦桿などが動きませんが、モデリングは非常に良く出来ています。敵の攻撃を受けると自機には弾痕ができ、弾を打てば薬莢が飛び出してきます。また被弾して爆発するとちゃんと翼が折れたり機体が真っ二つになったりします。グラフィック上の致命的な欠点は雲が横から見るとペターッと平面になってることくらいです。
フライトモデルはまあまあで、急激にスティックを引くと失速しスピンすることもあります。けれど概して初心者向けの味付けです。ただMSFSの特徴というべきか、どうも水中を泳いでいるかのような飛行感覚(?)はいただけない。全体的にスピード感があまり無いのは残念です。また弾がやたらと当り過ぎるところや機銃で艦船を撃沈できるのはちょっと…。
またダメージを少しでも受けると途端にコントロールが利かなくなるのも困りものです。IL-2などはダメージを受けた箇所のみが利かなくなるのでやられても何とか挽回しようという気になりますが、このソフトではどこにダメージを受けてもすぐにコントロールがやたら重く(利かなく)なってしまいます。
デフォルトの状態だとエフェクトが弱いところがありますが、アドオンのエフェクトもたくさん公開されているので追加していけばどんどんリアルなエフェクトになっていきます。こうしていろいろなアドオンを探すのも楽しみの一つです。
欠点としては、何故か妙に重いことです。古いソフトのわりに何故かカクつくことがままあります。またアドオンの機体によっては当たり判定が大きすぎるものがあり、ちょっと近づいただけで「ドカーン」と衝突してしまうことがあります。まあこれはアドオン作者の責任であって、CFS2自体に責任はありませんが…。
しかしこのソフトの最大の欠点は何かというと、とにかく敵機のAIが馬鹿すぎることです。僕がプレイしたフライトシム中最低のこのソフトのAIは、後ろについても撃ってこずに旋回してどこかへ行ってしまうほどの馬鹿さ加減です。ただこれはクイックコンバットでの話で、キャンペーンでは多少マシのような気がします(気のせいかも)。AI相手に物足りなくなった人は、ZONEで対戦してみましょう。今でも大勢の人がプレイしています。
けれどAIのダメさを除けばこれは非常に良く出来たソフトだといえます。今ではそれほどのPCスペックも要求しないし、(雲を除けば)綺麗なグラフィック、それに何といっても世界中で無数のアドオンが公開されているのでそれらを追加していけば極端な話永遠に遊べるソフトです。
ちなみに僕はこれをプレイし始めて1年半ですが、今まで500機以上の機体を追加しました。これだけ追加するとさすがに不具合が出てミッションエディタが起動しません。どうも基本的に追加できる機体は100機までに制限されているとのこと。けれど世の中には1000機以上追加している人もいるそうなので、世の中は広いなーと思います。










