Jaleco Entertainment (2002)

[Rating] ☆☆☆☆☆
良い点1 : オンラインのフライトシムならこれ
良い点2 : アーケード感覚で楽しめる
悪い点1 : 機体ごとの味付けの区分がイマイチ
悪い点2 : ややマンネリ気味?

僕が一昨年からプレイしているオンラインフライトシムがFighterAceⅢです。
当時F社製のパソコンを使っていたPCゲーム初心者の僕は「なんか無料の面白いゲームはないかな」とインターネットをうろうろしていて、このゲームの前身に当たる「AirAttack」というゲームを見つけ、完全フリーだったこともあって毎日(キーボードで)プレイしていました。そして「そのゲームの後継としてFighterAceⅢというのがある」ことを知り、インターネットで検索してみると凄い美麗なグラフィックのゲームが目に飛び込んできた!しかもゲームCDを無料で配布しているとのこと。
僕はすぐCDを送付してもらいましたが当時のパソコンではとても動きませんでした。幸い(?)そのパソコンがウイルスでクラッシュしてくれたので、新しいのに買い替えることになりました。ニューPCが届くとすぐさまFighterAceⅢをインストールしました。そして「今のゲームってのはこんなに美しいグラフィックなのか…」とカルチャーショックを受けたのも懐かしい思い出です。(←長い)

とまあ僕にとって初めてのレシプロシムでありオンラインシムであるFighterAceⅢですが、今でもやっています。このゲームの魅力は、乗れる機種が極めて多いこと(100種類以上)やインターネット対戦に特化しているためラグも少なく安定したプレイができること、撃墜数が増えていくと階級が上がっていく楽しみがあること、それと同時に数百人(実際には多くても二百人くらい)のプレイヤーが同時に戦場で戦えることなど、いろいろあります。
僕は最初のころ無謀にもキーボードでやっていて当然撃墜されるだけの存在でした。「なんじゃこれ、全然撃ち落せねーじゃん」と思い、グラフィックに感動したのもつかの間あまりやらないままでいましたが、サイドワインダーを買って練習していると次第に敵機を落とせるようになりました。そうなるとしめたもので毎日定期的にプレイするようになり、いつの間にか一番プレイ時間の多いフライトシムになりました。

このゲームの特徴は「間口が広い」ということです。ともすればリアル志向になりすぎて初心者に敬遠されがちなフライトシムですが、このゲームはとにかく「初心者でも楽しく遊べる」ことを主眼に作られており、小難しい飛行理論などを覚える必要はありません。フライトモデルは簡略化されており失速に入ることなどはほとんど無く、そのぶん思いっきり楽しく遊ぶことができます。

追いかけられて…

激突炎上!
ゲームアリーナは大きく分けて「Free for All」「Nations at War」「Territorial Conquest」の3つに分かれています。
FFAはもっともアーケードライクなアリーナで、周りにいるのは全部敵、ひたすら敵機を落として落として遊びます。フライトモデルは簡略化されておりCrimson Skiesのような感じで、失速することはありません。気の向くままにひたすら空中戦をしたい人向けのアリーナです。ちなみに僕はここで遊ぶことが一番多いです。
NAWは五ヶ国(日本・アメリカ・イギリス・ソ連・ドイツ)に分かれて、国ごとにチームを組んで空中戦を行います。FFAと違って味方がいるのでチーム戦術の要素も必要になります。
そしてTCは、五カ国に分かれて広大なマップで陣取り合戦を行うアリーナです。他の二つのアリーナが空中戦だけしていればいいのに対して、ここでは攻撃機や爆撃機なども使って敵の施設や地上部隊を効果的に破壊する必要があります。どの機体に乗るかは各個人の自由なので、その時々で必要と思われる機体に乗り込んで自軍の勝利のためにそれぞれが役割を果たす必要があります。一番人が多いのはこのアリーナです。フライトモデルもややリアルになっています。
その他にも個人でプライベートアリーナを立てて遊んでいる人がいたり、エアレースやパラシュート競争(狙った地点にパラシュートで降下する)が行われていたりします。また定期的にイベントなども開催されています。

僕はFFAとNAWで遊ぶことが多いのですが、AI相手と違い敵機を人間が操縦しているのでかなり熱くなります。フライトモデルが簡略化されているのでかなり無理な機動を取ることもできますが、フライトシューティング感覚で楽しく遊ぶことができます。ダメージモデルはなかなか細かく、弾が当たったところが壊れて利かなくなるので狙い打つ楽しさが味わえます。皆積極的に攻撃してくるので、ヘッドオンからの正面衝突に終わることもよくあります。
ちなみにたまにTCに行くこともありますが、僕がよくやるのは、まずP-38やP-47を爆装させて敵地の目標の上空まで行きます。この時高度を思いっきり取っておくと敵機は上がってこれないので、そこからまっ逆さまに垂直降下してロケットと爆弾を撒き散らします。その後水平飛行に移り猛スピードで離脱します。敵の戦闘機が追いかけてきても悠々逃げられるのでそのまま自軍領内までトンズラします。これはけっこう病み付きになります。

僕が始めた頃からパッチが追加されて、ダメージモデルが強化されたり空母が出るようになったりしたので、更に楽しめるようになりました。昔は敵機とぶつかるとその場でドカーンと爆発していましたが、今ではぶつかってもその部分だけが折れたりもげたりするので、その状態から敵機を撃墜することもできます。

欠点としては、乗れる機種が100種類以上と多いにもかかわらず機体ごとの特性がイマイチ出し切れていないところがある、という点です。リアルではない飛行特性なので「この機体って本当にこんな性能なの?」と首を傾げたくなることもあります。その為どうしても皆決まった機体に乗りたがる傾向があり、FFAなどは零戦に乗っている人が半数を占めるということにもなります。
グラフィックは大変美しくIL-2に勝るとも劣らないレベルです。僕はそれまでF社製のオンボードグラフィックのPCを使っていたので、このゲームが初めての「最新3Dゲーム」でした。最初にオンラインに繋いでみた時、空襲警報とともに対空砲火が鳴り響き敵機が空を舞っているのを見て「おおーこれはすごい」と感動したのを覚えています。
あれから2年経ちましたが、基本的にFFA、NAW、TCの3本立てなのは変わっておらず、マップや空母戦などは追加されましたが大きな変化が無いのが残念です。Aces Highと並んで最もプレイヤー数の多いオンライン専用フライトシムだと思いますが、もっと奇抜なアイデアや斬新な試みを実践してくれればさらに面白いゲームになるのになあと思います。
【総評】 オンラインで大人数と空中戦をしたければお奨め。時間によって人の増減が激しいのは仕方ないけど…。
[公式サイト]

FA Japan


[FighterAceⅢの操縦技術を教習しているサイト]


FA日本航空学校[JAS]