EIDOS (1997)

[Rating] ☆☆☆☆★
良い点1 : 軽い
良い点2 : 適度にカジュアル、適度にリアル
悪い点1 : Voodooを使わないと落ちる
悪い点2 : ―――

かれこれ10年ほど前(1997年)に発売されたジェットシム。アメリカの次期戦闘機であるBoeing X-32とLockheed Martin X-35に搭乗することができます(確かLockheed Martin X-35というのはV-TOL機だったと思いますが、このゲームでは垂直離着陸はできません)。Windows黎明期のシムですが今でも充分遊べるだけのポテンシャルを秘めています。また動作がこれ以上ないくらい軽く(古いゲームだから当然ですが)、ストレスが溜まりません。

古いゲームにはよくあることですが3DアクセラレーションはGlideにしか対応していません。よってVoodooを持っていれば美麗な画質でプレイすることができますが、そうでない場合はソフトウェアレンダリングで動かすことになります。僕はこのゲームをGlideで動かしたいばっかりにVoodoo2やVoodoo4を購入してしまいました。いろいろ試行錯誤した結果、結局WindowsXPのDirectX9.0cの環境にVoodoo2を装着することになりました。Glideを使用した画質は透明感のある美しいもので、特に太陽の光を浴びてキラキラ輝く機体の描写は一見の価値ありです。発表された当時ではかなりのレベルのグラフィックだったと思われます。
ただ問題なのは、ソフトウェアレンダリングで動かした時に動作が不安定になること。解像度はGlideだと800x600までしか選べませんが、ソフトウェアだと1280x1024まで選ぶことができます。しかしゲーム中(特に爆発のエフェクトがかかった時や敵機と接近した時)に非常に高い確率で「落ち」ます。

実を言うと僕はこのゲームのキャンペーンモードをほとんどプレイしていません。いつもクイックコンバットばかりやっています。しかしこれが面白い!テンポ良く敵機が出てくるので、飽きずにプレイできます。

フライトモデルははっきり言って初心者向けでしょう。ストールすることも無いし、特に地上スレスレを飛んでいると「PULL UP,PULL UP」といってコンピュータが自動的に機種上げをしてくれるので墜落の心配もありません(というより墜落できない)。しかしこれが逆に気軽に空中戦を楽しめるというこのゲームの最大の特徴になっています。エースコンバットほど簡単で白けることもなく、かと言ってストイックすぎて興醒めすることもなく、ちょうどいいバランスであると言えます。
アビオニクスはあまりいじってないのですが、フルクリッカブルなコクピットを装備しておりやりこみ度は高そうです。キャンペーンモードは4種類あり難易度で分かれています。

もしあなたがVoodooを持っているなら、そしてジェットシムが好きなら、今でもなかなか楽しめるゲームなのでオススメです。今ならメディアカイトの廉価版シリーズに入っているので入手も容易でしょう。
※このスクリーンショットはGlideモードではありません。Glideモードでのキャプチャは当方では不可能でした。
【総評】 古いゲームながら手軽に楽しむには充分。Voodooを持っているなら、是非。