インストールして起動すると意外に動作が軽いのに驚きました。聞くところによると、MSFSは2000>2002>2004の順番に重いのだそうです。これはいい買い物をしたと思いオプションを見ると、設定項目がとても多いことに気がつきます。とりあえずフルオプションでスタートすると「ちょっと重いなー…」。特にシナリーの描画にもたつきます。そこで当時使っていたTi4200を売り払い新たにFX5900XTを導入。メモリも1.5倍にしてみたところ、ようやくゲームらしいフレームレートが得られるようになりました。
最初の印象は「グラフィックがすっげー綺麗」ということです。さすが民間機シム、建造物や地上のオブジェクトがたくさん建っています。建物もいろいろな種類があり、有名どころの建造物(東京タワーとか自由の女神像)なんかもバッチリ建っています。地上のシナリーも表情豊かで、森林から砂漠、都市から平野までまんべんなく描きこまれています。
紙マニュアルは一応付いていますが内容はほとんどありません。軽くゲームの紹介をしているくらいです。その代わりオンラインマニュアルが充実しています。飛行機誕生から100年間の歩みや歴史的なフライトの紹介もあります。またトレーニングが大変充実しており、飛行機の操縦を一から丁寧に教えてくれます。これをこなせば計器飛行もできるようになるでしょう(僕は挫折しましたが…)。
計器はフルクリッカブルで、計器をパチパチいじりながら飛んでいるとコンバットシムとは違った趣があります。ATCももちろん再現されており航空官の誘導をうけながら夜間飛行するのもまた楽しいです。けれど計器を気にしなくとも普通に飛ぶことができるので、僕のような初心者でもとっつき易い感があります。
多種多様な色彩と風景を描くグラフィックは本当に美しく、太陽の光もこれまで無かったほど眩しく鮮やかに再現されています。その中で特に目を惹くのは雲の表現のリアルさ。論文発表されたという雲の描画はIL-2のそれを上回るほどで、厚みと湿り気さえ感じられます。ただこれが重さの一因になっているのは致し方ないことかも…。
このゲームのウリとして、現在の実際の気象をダウンロードしその中を飛べる「リアルウェザー」という機能があります。台風の時に現地の気象をダウンロードしてみたら、ものすごい暴風雨で離陸も一苦労でした。そしてもう一つのウリが人類飛行100周年記念作品ということで、歴史上の有名なフライトを体験できるところです。リンドバーグの大西洋横断やライト兄弟の初飛行などいろいろなミッションが収録されています。
マイクロソフト製シムとしては当然のことながらアドオンの追加も可能です。地形データや航空機のアドオンも無数に公開されており、出来の良い機体を見つけると思わずガッツポーズが出ます。僕はCFS2の機体をインポートして戦闘機で世界の空を飛び回るのが楽しみの一つです。CFS2のアドオンにはCFS2ではできなかった計器操作ができるようになるものもあるので、今まで空中戦で使っていた機体の新たな魅力を発見することもあります。
ただし欠点も無いわけではないです。まずフライトモデル。やっぱりMSFSと言うべきか、IL-2に比べるとグッと落ちます。ただこのライトな操縦性が誰でも楽しめる門戸の広さを実現しているのかも。またマシンスペックをかなり要求します。僕のマシンでもスイスイ動くとは言い難く(もちろんオプションの設定次第ですが)、あとしばらくしないとフルオプションでヌルヌル快適に動くマシンは出てこないと思います。
このゲームはとにかくグラフィックがすんごい美しいので、機外視点にすると思わず見とれてしまうこともしばしばです。光の反射も素晴らしく、ついスクリーンショットを撮ってしまいます。
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某掲示板でこのゲームを表現するのに大変適した言葉がありました。それは「MSFSは手順を楽しむもの」です。確かに本格的なシミュレータというには少し苦しいですが、過不足なく再現された計器を操作して空の旅を楽しむのにはこれほど面白いゲームもないでしょう。フライトシムをやったことが無くとも飛行機が好きな人ならば迷わず買いの一本です。






















