Shiny Entertainment (2000)

[Rating] ☆☆☆☆★
良い点1 : RTSとTPSが融合したスタイル
良い点2 : ―――
悪い点1 : 最終面が難しすぎる
悪い点2 : ―――

「ファンタジー版BattleZone」という触れ込みをどこかで見たので買ってみたこの「サクリファイス」、中古で日本語版が280円だった…。

ゲームとしてはプレイヤーを背後から見た三人称視点であり、それでいてRTSと同様のことをするタイプです。BattleZoneがFPSだったのを三人称視点にしてファンタジー版にした、みたいな感じでしょうか。ストーリーは、5人の神が争っている世界で神々の争いを放浪のウィザードであるプレイヤーが戦いによって解決していく、というものです。各ステージの最初で「どの神に付くか」を選べ、それによってある程度ストーリーが分岐していくようです。付く神によって使えるユニットや魔法が変化します。

基本的に「ユニット増産→部隊の編成→戦闘→魂の回収→ユニット増産」という流れになりますが、敵の本体ユニット(ウィザード)を倒すだけではダメで、敵のウィザードの祭壇を破壊することによって、最終的に自分の勝利となります。つまり何回死んでも祭壇が残っている限り何回でも復活できます。パラメータにはライフの他に「マナ」というものがあり、これを消費して魔法を使ったりします。マナを確保するにはマナが吹き出ている場所にマナリスという建物を建てる必要があります。
ユニットを作るには「魂」が必要で、これとマナを使ってユニットを作るのですが、強力なユニットほど多くの魂が必要になります。魂は敵のユニットを倒すと現れ、これを回収していかねばなりません。魂は一つのステージごとに数が決まっているので、できるだけ回収していって敵がユニットを作れないようにする必要があります。

このゲームは世界観が大変凝っており、魂の回収にもいちいち魔法をかけてそれ専用のユニットを呼び出さなければなりません。そのユニットが魂を祭壇まで運んでいって儀式を行い、それが終わると初めて自分のものになります。また敵の祭壇を破壊するのにも、自分のユニットを生贄として儀式を行いそれが終わると破壊される、という手順を踏まなければなりません。途中で儀式を邪魔されると失敗してしまいます。

エフェクトはなかなかド派手で、異形のクリーチャーがわらわらと動き回りながら戦闘を行い自分は魔法をかけ…とやっていると画面は大変なことになります。アクション的な要素もあるので気が抜けません。普通のRTSとは違い三人称視点なので、BattleZoneと同じく本当の司令官になったような気分が味わえます。魔法をかけるタイミングなども考えなければならないので「アクションRTS」という感じがします。
…が! 確かにこのゲームは非常に面白かったです、少なくとも9面までは。けどいくらなんでも最終面のラスボスが強すぎる!!!!
僕はあまりのラスボスの強さにブチ切れ「テメーふっざけんなぁぁ!!」と怒号と共にキーボードをぶん殴ってしまいました…足が折れた…。
それまでは大変面白いゲームだと思い楽しんでましたが、最終面のラスボスのあまりの強さは閉口です。ゲームバランスを考えてないとしか思えない強さ。僕はここでこのゲームに見切りをつけました…折れたキーボードの足と共に。

てなわけでちょっぴりほろ苦い思い出ともに過ぎ去ったこのゲーム、ラスボスの強さは困りものですが、ゲームそのものは大変面白いので普通のRTSに飽き足らない人は是非やってみることをオススメします。今なら廉価版が出ているのでお買い得です。
(余談であるが、何故キーボードの足というのはかくも折れ易いのだろう。どこのメーカーのもすぐ折れる。僕のようにキーボードに八つ当たりする人は多いと思われるが、折れた足をどこで補充しているのか教えてもらいたいものだ。)


※某掲示板の情報によると、最終面のラスボスが死なないというのはどうやらバグのようで、パッチを当てればちゃんと倒せるそうです(未確認)。
【総評】 最終面で一気に評価を落としたが、ゲームとしては紛れもない名作。通好みのゲームが好きな人ならオススメです。
[Sacrificeの紹介サイト]

サクリファイス診療所