Microsoft (2001)

[Rating] ☆☆☆☆★
良い点1 : それ系好きなら燃える宇宙もの
良い点2 : 映画のような演出と展開
悪い点1 : ややワンパターン気味
悪い点2 : ―――

宇宙…それは最後のフロンティアってのを誰が言ったか忘れましたが、宇宙ものが好きな人なら思わず萌え、いや燃えるスペースコンバットシム、それがスターランサーです。

舞台は22世紀、同盟軍と連合軍の宇宙戦争が繰り広げられている未来で、プレイヤーは義勇部隊の一員として宇宙の戦場を駆け巡ります。かつての東西冷戦がモチーフになっており、同盟軍は西側、連合軍は東側という設定になっています。プレイヤーは同盟軍の一員となって戦線に参加します。1面からストーリ-は進んで行き、始め劣勢だった同盟軍は主人公の属するタイガー隊の活躍により次第に挽回していきます。

僕はやったことが無いのですがかつて「Wing Commander」という宇宙ものの名作があり、その作者が製作の中心になったそうです。そのせいかとてもツボを抑えた作りになっています。ミッションは全24面あり、敵を全滅させるものから魚雷を撃墜するもの、艦隊の護衛をするものや目標を破壊するものなど多様です。
グラフィックは大変美しくスペースオペラの雰囲気がよく出ています。それでいて動作は大変軽く好感が持てます。メカデザインに関しては「いかにもアメリカ人が作ったもの」と(いい意味で)思ってしまうような感じで、日本人が作る非現実的なメカデザインと比べずっとかっこいいです。

ゲーム自体はオーソドックスで基本的にはシューティングゲームです。毎回ミッションの目的が与えられるので、それを遂行するために敵機を撃ち落すという感じです。もちろん敵は戦闘機だけでなく戦艦や要塞などもあり、巨大な敵を倒すためには弱点を探してそこを攻撃しなければならなかったりするので、緊張感のあるミッションが楽しめます。演出に関しても抜群で、仲間や敵との通信が入ってきたり要所々々にムービーが挿入されたりするので、まるで映画のようです。

戦歴をこなしていくと次第に階級も上がり勲章も貰えます。最初は一義勇兵士に過ぎなかった主人公も最終的には隊長になれるかもしれません。各ミッションは自分の部屋から始まり、部屋にはいろいろな情報が見れるコンピューターもあるのでそこで軍の広報を見たり、これまでの撃墜数を見たり、貰った勲章を見たりもできます。こういうゲームとは直接関係ない部分も非常に凝っています。何故か知らないけど水槽の中で熱帯魚が泳いでいるのを見ることもできます(笑)。

ストーリーが進んでいくと途中から母艦が変わりますが、なんとそれが「ヤマト」です。ヤマトはローニン隊を引き連れる最精鋭部隊で、艦長は「ムカイ艦長」です。何故か艦長の部屋には和服が掛けてあったりします。ブリーフィングでも横には「我魂飛翔龍如」の文字が…。こういう演出は我々日本人にとってはおいしい限りです。けど肝心のヤマトのデザインはハクション大魔王のツボを思い起こさせるもので、ちょっとイマイチ。

ミッションのブリーフィング

ハク…もといヤマトの雄姿
ミッションでは搭乗する戦闘機と機外武装を選択することができます。最初は数種類の戦闘機しか選べませんが、階級が上がっていくと乗れる機体も増えていきます。機体によって基本武装やスピードや旋回性などが異なるので、ミッションによっては機体を慎重に選ばないとクリアが困難な場合もあります。機外武装の種類も増えていきますが、このゲームは何故かミサイルがあんまり当たりません。基本的にミサイルはあまり当てにしない方がよさそうです。某F-4ファントムⅡの機銃が何故機首の下に取って付けたように後付けされてるのか、その理由を知ってる人ならわかるはず。

スターウォーズばりのジャンプドライブももちろんあり、敵機とすれ違うときの音やレーザーが飛びかう音などスターウォーズを髣髴とさせるものも多く、スペースオペラ好きな人ならプレイして損は無いタイトルです。ややワンパターンな感はありますが、それでも適度な難易度で燃えるシチュエーションとストーリー、映画のような演出はオススメです。僕は1面の「セイバーが…来る!」というセリフでいきなり萌え死にそうに!!

ジャンプイン

ジャンプアウト

撃墜!

敵の要塞と戦闘機群
現在メディアクエストから廉価版が出ており今でも容易に入手できます。フライトシム好きな人も息抜きに楽しめる一本なので、是非フライトコントローラでプレイしよう。けど22世紀に本当にこんなことになってたらやだなー…。
【総評】 宇宙ものが好きな人なら迷わずプレイすべき一本。正にスペースオペラだ!